※今日は18禁PCゲームの話です

※ネタバレが全くないわけではない

※真面目です





【更新履歴】
2014/9/14 記事作成




【概要】
――カノンは……私は天使の祝福を受けているのだわ
KEVTITLE

発売日:2008年12月5日
DELTAより発売
公式サイト



【ストーリー】
東雲(しののめ)カノンは学園の副会長を務める美少女。
彼女は、ごくごく普通の女の子として生まれ、ごくごく普通に女の子として育った。
胸も膨らみ、すっかり女の子らしくなったある次期、彼女は自分の体の変化に気づき驚く。
普通の女の子にはあり得ない物体…つまり、男性のアレが生えはじめていたのだ。
それからというもの、彼女はなるべく目立たないように心がけ、その秘密を知られまいと必死に隠してきた。

そんな毎日を送っていたカノンだが、彼女の運命を大きく左右する大事件がおきてしまう。

体育の授業で、下品で暴力的な体育教師の段原に体罰を受けてふたなりであることを知られてしまったのだ。

絶望にくれるカノンは、謎の美人保健医、川原マヤ先生に相談。
この相談が、ゆくゆくは後輩の白島マトバ、憧れの会長の鷹ノ橋ユキ、を巻き込み、彼女 自身がとんでもない経験をしてしまうことになる。

果たして、カノンはどうなってしまうのか!




【シナリオ】
前情報で「主人公は暗い性格でうじうじしてる。そこが平気かどうか」みたいなのが多かったんだけど、これ暗くてうじうじしてるっていうか……。

男性の器官も持つため常人よりも遥かに性欲が強く、望まない身体に悩み苦しんでる主人公のカノン。
かわいそうな境遇に置いて同情させるのかと思いきや性欲を理由にしたクズ行動が多すぎて笑える。
むしろ後輩を痴漢したり、同級生の生○用ナ○キンを漁る姿には引きました。
そんなわけで、おとなしそうな性格をしていながら性衝動に身を任せる展開が多く

やらかす

私はなんてことを……

でも興奮したから仕方ないよね
興奮させるあなたが悪いよね

これが基本パターンになっている。
もう二重人格かってくらいコロッと意見が変わるので見てて面白い。
ふたなりという要素を大人しい女性的な部分と、性欲に身を任せたくなる男性的な部分の対比で上手く表現してるのかもしれない。(というかそういう面はあるはず)
でも全体的には性犯罪者まがいのゲス発言や行動多めであまり同情の余地はない。
頭もお花畑気味で、無理やり妊娠させたあげく相手から妊娠報告を受けると「やったね。嬉しい」みたいな反応をするくらい。
まぁ、なんだろ。これは面白い裏切られ方だったかな。

話の雰囲気自体は確かに陰鬱としてる。
バッドエンド多数。というか明確にハッピーエンドと呼べるものがあっただろうか。
純愛展開もあるけど(主人公のカノンが前述の通りなので首をかしげるけど)陵辱展開の方が多い。
 


【鷹ノ橋さん】
何はともあれ生徒会長である鷹ノ橋さんだと思う。
引っ込み思案なカノンのことを気にかけているのだけど作中でことごとくカノンに裏切られて犯され、他の生徒を守るために教師からの悪戯を甘んじて受け入れ、Sっ気な外見なのに10回のエロシーン中1回しか攻めに回ることがなかったり、あげくの果てにカノンを慕っている後輩に嫉妬されて犯されたり、他にも色々と散々すぎる。
この不憫さは萌えの領域。
お気に入りのキャラになってしまいました。



【エロ】
さすがに6年前の作品なので古臭い部分はあるけど構図にハッタリが効いてて結構エロいと思う。好き。
陵辱要素もあるけどレズ要素も強い。



【統括】B+
KEC0102

期待値/実際値:60/65


カノン砲♂
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ああ、そういう比喩なのね。
だから主人公の名前はカノンなのか……と思ったらしょうもなさすぎてツボだった。

キャラが結構個性あって実用性も高いので隠れた良作なんじゃないでしょうか。



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